「男性に媚びてばかり」の女性は間違いなく同性から敬遠される傾向にあります。
男性なら、女たらしの同性に対し「自信があるんだな、羨ましい」と憧れの対象となることも少なくないのですが、「男とみればしなだれかかる」女性に憧れる女性は、まず皆無なのです。
「男性の嫉妬は、女性の嫉妬より醜い」なんて話もよく耳にしますが、ここで言う嫉妬は、ほとんどが男社会の中に限定されたもの。
「ライバルの出世」や、「上司からの寵愛」といった、尊敬する男性や、自分の評価を左右する権力者絡みのもの。そこに女性は不在です。
一人の女性をめぐって二人の男が殴り合い!なんて、悲劇のヒロインに浸れる絶好のシュチュエーションは、現実にはきわめて稀。
身を引いたふりをして諦めきれずストーカー、人を雇って相手の男を懲らしめるなど、陰湿な話は耳にしますが…。これではヒロイン気取りどころか、本当の「悲劇」です!
「女性にモテる男性」はほぼ例外なく、男性からも好かれます。女性にモテることで、同性からの尊敬を集めるわけです。
同性に好かれる男性は、異性からも好かれる、と置き換えてもよいでしょう。
では、女性の場合は?同性から好かれる女性は、男性からの好感度も高いのでしょうか。
答えは「イエス」。異性からも、同性からも好かれる女性は多いのです。女性からは好かれるけれど、男性には不人気、という女性は実は少数派。
男性にむやみやたらと媚びる女性について、「モテない」を自認する女性は「いやらしい」と悪印象を抱きがち。美人でもないくせに男性にチヤホヤされて、と。
では、媚びを売る女性に鼻の下を伸ばすような男性に対してはどのような印象を持ちますか?
男性の本能だから仕方ない。ああやって女性から甘えられれば男の人はけっして悪い気がしないのだ、と思いますか?
仮にこの人を守りたい、自分だけのものにしたい、と思っても、誰にでも甘えた態度を取る女性とは真剣なおつきあいは難しいと考えるに違いありません。
後先考えず鼻を伸ばすような男性ももちろんいるでしょうけれど、女性を真剣に愛すことのできる男性、責任感のつよい男性はその場の空気を読み、適切な判断を下せるのではないでしょうか。
甘えかかる女性に対して、「この人は寂しいのだな」とか、「冷たく拒絶して恥をかかさないように」ということも男性側の配慮としてあるような気がします。
結婚に発展するオフィスラブの場合、こっそり、周囲に気づかれないよう、秘密の愛を育くんでいるケースが多いようです。
女性側からの人目を憚らない堂々アタックが功を奏した話はあまりきかれません。秘密に育くまれた愛が真剣交際であることが多いのとは逆に…。
同性から好かれる、というのは他者に対する配慮、気遣いができるということです。
異性に免疫のない女性がセクハラまがいの発言を受けていたらフォローに回るとか、宴席でひとり寂しそうな様子の人がいたらさりげなく話しかけるとか…。
あからさまなセックスアピールより、同性へのそうした振る舞いの方が異性からもはるかに好ましいはずですよ。
そうした行動、言動を黙って見ている、信頼に足る魅力的な人物は、男性、女性に限らず必ず存在します。
華やかにスポットライトがあたっているところばかりで、恋の花が咲くわけではありません。真剣交際ほど、秘密に育まれていることが多いように。
モテたいなら。まずは、同性に好かれることです。秘密の恋を後押し、応援してくれ、あらたな出会いをセッティングしてくれる素敵な同性の友人を、たくさん持つことが必ず「モテ」に繋がりますよ!