モテているようで実はちっともモテていない残念な人から学べること!

夫から不倫されてしまった女性のことを昨今は、「サレ妻」と呼んでいるのだそうです。

私も知り合いに何人かの「サレ妻」がいるのですが、彼女たちはたいてい女性としての魅力にあふれ、生涯の伴侶であるそのご主人にもよく尽くされていたりします。

そして、彼女たちのコトバに共通するのが、「夫は自分がモテると勘違いしている」というものです。「本当はモテないくせに、たまたまちやほやされて、いい気になってしまった挙げ句不倫した」という認識なのです。

彼女たち「サレ妻」からすれば、彼女たちの浮気がバレてしまった彼女たちのご主人は、「モテているようでちっともモテていない残念な人」ということになるのでしょうか。

さて、今回はそのように、モテてるとご自身は勘違いされているかもしれないけど、本当はモテているわけじゃないという、残念な人から学べるだけ、学んでみたいと思います。

かつて結婚経験がある、ということは、一度はモテた経験があるということです。

「お互いの中に恋愛感情なんかちっともありません。実は家同士の結婚なんです」などという人も中にはいるかもしれません。

しかし、その場合だって、ご両親や親族の「この婿・嫁ならば家にふさわしい」というお眼鏡にかなったわけですから、やはりそれは「モテ」と同義なのではないか、と思えるわけです。

浮気したご主人と、浮気されてしまった「サレ妻」の奥さん。奥さんの方は、浮気は夫の「自分はモテている」という勘違いなのだ、と「思いたい」。

ご主人の方は、たとえ、相手から「遊ばれていた」、相手の単なる「暇つぶし」や「金づる」だったにせよ、その瞬間は「モテていた」のかもしれない。

ご主人から浮気されてショックを隠せない奥様は(たいていの女性なら、ご主人が浮気していたら絶対にショックだと思いますよ!)、「夫が愛しているのは私だけ。私は夫にちゃんと尽くしているし、女としての魅力もあるし、浮気なんかされっこない」と思っていた。

そんなことを考えてみたことすら、なかったかもしれない。

浮気したご主人はどんなふうに思っていたでしょうか?相手から迫られて仕方なく?自分の男性的魅力を確かめたくて、好みの女性に自分から声をかけた…。

いずれにせよ、ご主人の浮気が遂行された、ということは、どちらかの思いがかなった、ということですよね。

ご主人と不倫相手、どちらにも不倫する気はさらさらなかったけど、いろんな偶然が重なってそういう関係になった、などということは考えにくい。

勘違いにせよ、お金目当てだったにせよ、どういう理由にせよ、「事実としてあきらかになったこと」というのは、当人同士にとってはやっぱり真実なわけです。

奥さんの方は、「本当はモテてないのに勘違いしちゃって残念」と思うことで自身を納得させている面もあるでしょう。

あるいは、「自分は夫から関心を持ってもらえている、裏切られることなんてない(モテている)とばかり思っていたけれど、実はそうでなかった、残念」という認めたくない部分もあるかもしれません。

しかし、思うのです。たとえ、「モテてないのに残念」と相手から思われていても、「自分はモテている」と思い込めた方がはるかに精神衛生のためにはよいのだ、と。

自惚れは、自分に自信を持つための特効薬です。

「自分はモテてはいるが、家庭が壊れるのは面倒くさいから浮気はしないんだ」というのがいちばん平和ですけどね!(たとえ、現実的にはまったくモテていなかったにせよ!)