必要なもの、欲しいものが明確に分かっている人の吸引力は無限大!

一生一度くらいでいいから「人気もの」になってみたい。多くの人がひそかに心に抱いていることではないでしょうか。

人から嫌われたくないし、それ以上に存在を忘れられがちで、パーティやイベントなどに呼ばれることが少ない、なんて残念すぎる!

できるなら、輝いていたいし、注目を浴びたい!人から好かれたい!モテたい!

それが、あなたの希望だとして、では、自分が誰よりもイケてて、モテているところを実際にイメージトレーニングしてみましょう。

そのときのあなたは、どんな表情をしていますか。

どんな服を着ているでしょう?髪型は?女性だとしたらメイクはどんな感じ?

周囲には誰がいますか?その人はどのような表情であなたを見ていますか?

できるだけ詳細に、具体的に、イメージを結んでいってみてくださいね。

考えていくと、漠然としていたり、あるいは心に描いたそのイメージ映像は、いつかどこかで見た(テレビ?映画?実際身近にあった現実のシーン?)もののパクリ、焼き直しだったことに気づいて愕然としたり、苦笑いするかもしれません。

それでも、ぜんぜん構わないのです。寄せ集めでも、無理くりでも、とにかく詳細かつ具体的にイメージすることが大事です。

イメージトレーニングは誰に迷惑かけるでもなし、罪もない。「モテたい」「人気者になりたい」という方には、ぜひ積極的にやっていただきたいものです。

ひとつ、お伝えしたい案外大切なことは、「人は自分がホントに欲しいものをよく分かっていない」ということなんです。

少し、「モテたい」から外れて考えてみましょう。

今、いちばん欲しいものはなんですか?したいこと、行きたい場所でもかまいません。パッと心に思い浮かんだもの、なんでもよいんですよ。

ただの遊びです。希望商品を差し上げることもないし、ましてや金額が高いものの方が上、なんて競争でもなんでもありません。年齢や、地位にふさわしいそれなりの答えを用意しなくちゃ、と焦る必要もありません。

尿意をもよしていたら、「トイレにいきたい」かもしれませんし、お腹がすいてたら「ラーメン食べたい」、仕事が立て込んでいて疲れてたら、「ぐっすり眠りたい」「家に帰りたい」…そんな答えかも知れないのです。

しかし、大多数の人にとって、こんなお遊びのような質問でも、「間違いなく正解を答えなければ」「大多数の人にとって納得いく答えを…」とか、「ウケを狙うのが正解だろうか…」と、世間からの目、見え方を気にしてしまい、自分のストレートな欲求が伝えられません。

もっと言えば、自分の本心すら分からない。

オタクやコレクター、マニアなどと呼ばれる人は、一般的に価値がないと思われるようなものなどに興味を持ち、一般では考えられないような高値で取引したりします。

こういったものが世間体を気にせず、自身の欲求に忠実であるということなのか?と言えば、実際にはそうではありません。

それらの人々は共通する趣味の人と集って、その中であらたな「世間」を構築してしまう傾向がみられます。あらたにつくられた「小さな世間の目」を気にして、また、本心が見えなくなっていってしまう…、そんなこともあり得るのです。

世間の目を気にせず、欲しいもの、したいこと、をとことんつきつめて考えてみる。気の合う仲間の視線すら気にせずに…。

本当に欲しいものが分かれば、今何をすべきかおのずと分かってくるはず。それによって身についた個性は紛うことなくホンモノ。より多くの人を惹きつけるかけがえない財産となるでしょう。