「あなたは誰からモテたいのか?」この問いに即答できる人こそが勝者

「モテない」を自認する人にとっては、「モテてモテて困っちゃう〜」なんて女性や、「女難に遭いがち」な男性について、「羨ましさ」を通り越して、「本当にそんなモテているのか?」と疑惑のまなざしを向けてしまうこともあるかもしれません。

しかし、実際のところ、周囲からどんなにモテモテだったとしても、全然意中出ない人ばかりからの思いで、自身が恋い焦がれている思い人はまったく自分に感心がない…。

そんな状況だったとしたら、「自身のモテ」など、なんの価値もないかもしれません。

「そうだ!どうせ自分はモテるんだから、この大勢の中から、いちばんマシと思える人とつきあえばいいじゃないか!」

まあこんなふうに多くの選択肢を持ち得るようなモテモテさんに「あやかりたい」と憧れる人も少なくないかもしれませんが、本気で好きな人がいた場合、たとえ選択肢が多かったにせよ、思い人を吹っ切ることはそう簡単ではない、と私は考えます。

例として挙げたいのは、自分の性指向が「ストレート」すなわち、異性に向けられるのではなく、同性にしか感心・興味がないというような場合です。

そして、同性にしか性的感心を持ち得ないちうことを打ち明けられる友人や家族に恵まれず、ひとりでその思いを抱え込んでいたとしたら…。

その人が数多くの異性から求愛されたとしても、恋愛対象として見ることはできないでしょうし、その理由を伝えることもできないとしたら…。

周囲からは「選り好みしてばかりいる」「お高くとまって」などと勝手な思い込みで悪い印象を抱かれ、理由も告げられず悲しい思いをするかもしれません。

反対もあるんですよ。「オレ、女性にはからきしモテないんだけど、男性からはすごくモテるんだよね…」というような。これは、女性の場合でももちろんあり得ます。

その人が異性・同性問わず、「自分にとって魅力的か否か」で相手を選ぶ両性愛的指向をもともと持っているか、なにかのきっかけで持ち得ることができたとしたら、幸せなカップルが生まれる可能性もありますよね。

しかし、「同性」「異性」どちらかにしか、性的関心・興味が向かない場合、自分が恋愛感情を持ち得ない「性」を持つ相手からの求愛は受け入れられない、迷惑と感じてしまうようなケースもあるかもしれません。

しかし、それは「思いを向けた人」「思いを返せなかった人」どちらの罪でも、罰でもない。ただ、巡り合わせがなかった、というだけのことです。

巡り合わせがなかった、というのは、異性・同性という性指向の違いだけに限りません。「その人とは巡り合わせがなかった」というだけで、即「私、モテない。ガッカリ」というわけではないんですよ。

異性、同性とも、世間にはたくさんの人がいます。自分がいったい、どんな人からモテたいか、どんなつきあい方が理想か?そんなことを考えてみたこと、ありますか?

「理想が高すぎて相手が見つからない」という話もよく聞きます。「高望みしたり、妄想したりするとますますモテから遠ざかるのでは…」と懸念を抱く人もいそうですが、私はあえて、しっかり「モテたとき」のイメージを持つことが大事、と伝えたいです。

そして、妄想する際、必ず付け加えて欲しい項目があります。「自分が相手にしてあげたいことは何か。それをしてあげることによって、相手はどのような印象をあなたに持つか」

「モテない」あなた。ただ漠然と「モテない」ことを嘆くのではなく、ぜひ、このイメージトレーニングをしてみてください。

自問自答して自身の持つイメージを答えられれば、あなたは非モテ界における勝者!「モテ」に一歩、必ず近づいているはず!