目鼻立ちが整っているわけでも、とくにスタイルがいいわけでもないのに、どこか人を惹きつけてやまない、魅力的な人物というのが世の中にはいます。
雰囲気美人とか、雰囲気イケメンなどと呼ばれ、正統派の美形俳優やモデルより、むしろ人気が高いくらいだったりします。
「目鼻立ちの整った美形には到底なれないけど、雰囲気系の人気ものになら、ちょっと真似すればなれるかもしれない」とファッションや髪型、ちょっとした仕草などを真似したり、意識する人は多いです。
しかし、たいていは頑張って真似してみても、「なんか残念」という感じで終わってしまいます。それは、いったい何故なのでしょう?
目鼻立ちが整っていて、ボディバランスも均整が取れている、そうした正統派の美形をあえて真似しようと思う人はあまりいません。
大方の人は、真似する前から、「土台が違いすぎる。真似するなんて無謀」と判断して諦めてしまうのに違いありません。
しかし、雰囲気系だったら、真似することも敷居がそれほど高くない、気楽に真似できそう、という感じです。
ここで、ちょっと思い出して欲しいのが、お笑い系の人が、イケメン俳優に分して演じられるパロディなどのことです。
誰が見ても、「ああ、あの俳優の真似なんだな」と一目で納得でき、しかも見ていて笑ってしまえるという、あの感じです。
どこまでが似ていて、どこからがギャグなのか。
それは、その真似される人物の個性をことさら強調させて見せる、というところに秘密があります。
眉の太さが特徴なら、眉はより太く、濃く。大ぶりなアクセサリーがトレードマークなら、より大きく目立つアクセサリーをこれみよがしにつけてみる。
個性をより強調させることで、「あの人物を真似してるなんだな」と分かり、「やりすぎ感」を出すことによって、「ああ、これはあの人のパロディで、ギャグなんだ」と納得させることにまるのです。
つまり、雰囲気系美人・イケメンを意識して模倣している一般人が、「なんか惜しい」と思われてしまいがちな主な理由は「やりすぎ」ている、ということにあります。
その人を真似ながら、そうだと分からないくらいにさりげなく、個性をことさら強調しないようにするのが、「惜しい」「残念」と思われないようにするコツでしょう。
女性誌などで、地味目の人を「芸能人の○○さん風」と変身させるメイク特集などがあります。
プロの人が施しているメイクなのですが、名前を冠した芸能人にはぜんぜん似ていないな、と思うことがしばしばですよね。
メイクページは、ギャグやパロディとは違います。あくまでシリアスな企画で笑わせる必要はないわけですから、「やりすぎ」の一歩か二歩手前でとどまって、「そんなに似てないけど、素敵」くらいの印象を読者に与えることがでいれば成功というわけです。
芸能人を意識しよう、真似しようと思ったとき、参考にして欲しいのは、その一歩か二歩手前で踏みとどまる感じです。「似てないけど素敵」くらいでちょうどいいわけです。
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