八方美人万歳!居場所をたくさん持つ人こそ、大勢から愛される!

多方面に対して愛想のよい人に対し、八方美人だと陰口をたたく傾向がありますが、モテる人というのは、たいてい八方美人であることが多いものです。

つよいものにはへつらい、よわいものはみくびる、そのように、接する相手によって顔やコトバを使い分ける人より、誰にでも分け隔てない対応のできる人の方が好感度が高いのはあたりまえ。

そのように、あたりまえのことすらできず、本来なら誰に対しても公平に接すべき公務員などが、権力者の顔色をうかがい、財力も地位もない弱い立場である人が、本来なら享受できるべき権利を行使できずにいるような事例に出くわすこともたびたびあります。

また、権力者の顔色をうかがう小心者に限って、誰にでも公平に接するような人を貶めたり、影で手を回して、あたりまえの正しい行為をしている人を邪魔だてするようなことも頻繁に見聞きしますと、怒りを通り越しほとほと呆れ果ててしまいますね。

自分よりすぐれた人や、多くの人から慕われるような人を妬んだり、そねんだりする人は決して少なくありません。

悔しいなら、そういう人の行為を真似て、自分も人気者になればいいのに、なんて簡単な話ではありません。

心ばえのよい人の行動を、そうではない人が真似るなんて相当ハードルが高いものなのです。プライドも邪魔するかも知れないし、さらに気の合うご同類などから、「何馬鹿なことやってんだ」と嘲笑され、仲間はずれになるかもしれません。

正しいことをして、人から慕われる人を妬み、妨害する人がいるからと言って、その行為を封印することは難しいに違いありません。

たとえ、イヤな思いをしても、自分への非難が耳に入っても、正しい行為はつづけられなければならないし、くだらない理由で邪魔してくる輩の妨害をやめさせることも難しい。

ひとつ排除できたとしても、また新たな嫌がらせの策を講じてきたり、別口の不満分子からのあらたな火種がまきおこることもあり得る。

光のある場所には必ず影がつきまとうように、それは避けられないことなのです。

あなたに対する不当な嫌がらせを避ける、あるいは、嫌がらせをせざるを得ない妬みの気持ちを薄らげる、解決法はただひとつ。多くの居場所をもつことなのです。

どんなに心地よい環境でも、恵まれた人間関係であっても、ずっとひとつところ、同じ顔ぶれでいれば、やがてよどみが生じ、息が詰まってくるものです。

そんなとき他にも居場所をつくっておくことで、新鮮な空気を吸うことができますし、ひとつの考えに捕らわれず、より柔軟な対応ができる、幅広い視野をもつということにも繋がります。

たくさんの世界に居場所を持つことで、たくさんの人から愛される機会にも恵まれるに違いありません。

また、かつての心地よい居場所にふたたび舞い戻るときにも、他の居場所でつちかってきた新たな視野、柔軟性のある幅広い考え方が、その閉鎖的だった空間に心地よい風を吹かせることにもなり、新陳代謝を生むのです。

八方美人は、けっして悪いことではありません。また、妬みそねみからあなたを攻撃してくる人の存在も、目の上のたんこぶではあるけれど、その場所を出て、他の居場所を見つける契機となり得ます。

つまり、そういったアナタに敵愾心を持つような人も多くの居場所中のひとつ、あなたが広い視野を持つために、成長を促してくれるような大切な存在ではあるわけです。

そして、あなたの持ち得た、その幅広い視野こそが、「モテ」のための大事な要素、宝物となるのです。