「自分に自信のある人はそうでない他人を傷つけがち」という思い込み

「いじめっこはつよい、いじめられっこはよわい」。あなたの中に、そんな思い込みはありませんか。

「いじめっこは弱いから徒党を組んで、ひとりをターゲットにいじめるんでしょ」そのように答える方でも、「自分に自信のある人ほど、他者を傷つけがち」というコトバには、「その通り」と答えがちなのです。

これ、「つよい人ほど、よわい人をいじめる」という最初に挙げた「いじめ」の図式と同じじゃありませんか?

いじめっこは実際には「弱い心の持ち主」なのだとしたら、「強い心の持ち主」つまり、自分に自信のある人は、他者を傷つけたりはしない、そんなふうに考えられるのではないでしょうか。

私の身近に自称「自己評価が低い」人が多数います。「モテたい」と切望して今、このブログを読んでいるほとんどの人は、おそらく、「自己評価が低い」方々ではないでしょうか。

自己評価が低い人たちは、いつも自身満々に振るまい、輝いているような人をみて、「いいなあ、自分もあんなふうに振る舞ってみたい」と思うかもしれません。

あるいは、「どうして、あなたはこんな簡単なこともできないの?こんなこと、私だったらすぐにやってしまえるのに」と自信満々の人から貶められた、傷つけられた、と感じたことが少なからずあったに違いありません。

自分に自信のない方にお伝えしたいことがあります。それは、あなたの見ている世界は、本当の世界ではないかもしれないよ、ということ。目に見えていることだけで判断してはいけない、ということです。

あなたから見て、いつも自信満々な人。自信満々でついつい自信のない、オドオドといつも臆しがちなあなたに対し、キツいコトバを浴びせたり、不当な振る舞いで傷つけがちな人。

その人は、あなたには自信満々に映るかもしれないけど、本当は「自信のない」人です。

自己評価が低いことを周囲に曝け出せる素直なあなたとは違い。弱みを見せないよう、強気で振る舞っているのです。

あなたを傷つけるのは、自分がけっして見せない弱みを見せているあなたが許せないから、あなたを見ていると自分の弱さを見つけられているようでたまらないから…。

そんなふうに考えてみてください。だいぶ、見え方が変わって来たでしょう?
そうした人に対し、卑屈に謝ることなんてないのです。できないものはできない。そう開き直ってしまっていいんです。不当だと感じているなら。

人間が決める、人間の出来、不出来なんて実はそうたいした差ではないんですよ!作業効率のいい人というのは確かにいますが、もし、1日のタイムスケジュールを詳細に書いてもらったら、作業効率が悪い人と比べ大差ない生活をしていることがきっと明らかになるに違いありません。

その小さな差をあげつらって、「自分はスゴイ、オマエはダメだ」なんてレッテルを貼ってくる人、実にちっぽけな人間だと思いませんか?

そう、人を傷つける人って、大抵は「自分に自信のない人」なんです。自己評価の低い人は、自分の都合で物事を決めがちだったり、時間にルーズだったりすることが多いのです。なぜか?

ズバリ、お答えしましょう。グジグジ悩んでる時間が多いのです。自分はダメだ、あの人はきっとこんな自分を嫌いだ、みんなが私を悪く言ってる、ああ〜…。とささいなことに捕らわれ、次の行動に軸足を移せず、結果他人を振り回しがちなんです。

他人はあなたのことをそれほど気にとめません。自信満々に振る舞うことはありませんが、必要以上に自分を貶めないことです。

それだけで、ずいぶん世の中の景色は変わってくる。あなたの存在が輝きだし、モテへの道も拓けてくるはずです。